あっれー何でくぼっちまでいるのかなぁ。
いや、トッキーが居るから不思議じゃないんだけどねぇ。
不思議じゃないとか言える程に二人セットで認識出来る君達には呆れ通り越して感心してしまうよ。
そして苛立ち。
大方、俺に食事誘われたって聞いて居ても立ってもいられずに着いて来ちゃったんだろ?くぼっち。
君が今日バイトだって聞いたから誘ったのに。全く。
ハイハイ彼にも奢ってやるって。お兄さんが。
お好きなだけ食べてちょーだい。
ってホント遠慮ないねぇトッキー。君はいいんだけど。
苺の特大パフェってどーなのよソレ。
そーゆーのはトッキーの方に食べて貰いたいなぁ。
そんなキャラじゃないってのは知ってるけどさ。
男は好きな子の可愛い姿見てときめいたりしたいわけよ。
しょうもない性。
あーあーホントに仲がいいねぇ。
俺が居ること忘れてない?
お互いしか見えてないような素振りしちゃって。
実際そうなのかもしんないけどさぁ、君を呼び出したお兄さんのシタゴコロちょっとは察してよ。
トッキーには無理か。そーゆートコが好きだよ。
くぼっちは察し過ぎ!!そーゆートコが怖いよ!!
正に番犬。
必死になるのは分かるけどね。
彼にとって、神様で全世界でもあるご主人様、そりゃあ大切だろうさ。
凄いと思うよ。
一人の人間を全世界にしちゃってること。
人の事言えないだろって?
俺にとってかみさまは『全部』じゃなかったよ。
かみさまが居ない明日を生きていける、どこにでもいる普通の人間。
でも彼にとって君は『全部』だろ?
真似はできない。
其処は敵わないって素直に認めよう。
でもね、その重さにいつか潰れちゃうよ、君達のどっちか。
潰れるのが煙草と君にしか興味のない彼であればいいと思うけど。(何でってそれは言わずもがな)
好きな子奪っちゃいたいと思うのは当たり前。
でもそんな不穏なことはしないよ。
だってトッキーはくぼっちが好きなんだろ。
それは孵化した雛鳥が最初に見たモノを恋い慕ってるだけではないかい?君、くぼっち以外に世界知ってる?って問い詰めたくなる口にチャックをして、トッキーの幸せそうな笑顔を静かに見守ってるよ。
お兄さんは大人だからね。
好きな子の幸せを一番に願える、大人の恋愛って奴が出来るのよ。
なんてね。
何たる負け犬の遠吠え!!