その言葉は僕を救わない

「お前のはただの自己満足だろ」

その通りだったから、俺は弁解もせずに黙って微笑んだ。
時任は、きつく眉根を潜め、眼光を更に強める。
相変わらず迫力があるその目に、俺は笑みを深くした。
時任はそれが気に入らないとでも言いたげに(実際今の時任には何もかもが気に入らないのだろう)頭を振って、

「それに一方的だ」

そんなことは百も承知。
俺の身勝手さは充分に自覚している。
今更言われなくてもね？
だから、そんな俺のことを、愛してるなんて言われても信じられないんじゃない。
それくらい、お前にも分かってんでしょ？

「俺の身にもなれよ」

それは無理。
当たり前だけど。
お前の気持ちが分かるヤツなんて世界中どこ探したって居るワケがない。
お前こそ、自分がどれだけ特殊なのか分かってないでしょ。
しかも俺が、お前の気持ちなんて、分かるワケがない。
考えは読めても、心なんて見えないよ。

「お前は……ッ！！」

言葉が途切れる。
喉の奥に何かが詰まっているかのように、時任は首を押さえる。
どんなに責めたところで、お前は俺から離れられないし、俺だってお前から離れられない。
なら、こんなの不毛だ。現状に満足していればいい。
でも、そんな風に言うと時任がもっと怒るのが分かっているから、やっぱり俺は黙っている。
諦めんなと、時任は怒る。
前しか見ない時任には、それこそ俺の気持ちは分からないでしょ。
前に進むための足場すらない俺のことなんて。

「愛してる」

恨めしげに吐き捨てられる。
好きだ、愛してる。
その言葉が空中にふよふよと漂い、微かな輝きを伴って浮かんでいるのを、俺はただ見ている。
それが何なのか観察している内に、霧散して消えてしまうのだ。
受け取ろうと、手を伸ばす前に。
或は、手を伸ばす気なんて最初からないのかもしれない、時任の言うように。
不意に瞼の裏が白く点滅して、ぐらりと世界が揺れる。
上も下も分からない。
大海に放り出された木片のごとく。
時任の両の眼から透明な雫が零れ落ちていた。
痩躯に内包されていた大海が決壊したかのように。
顔を歪めて、しかし音もなく。
詰られていた時よりも俺はうろたえる。
胸の底から湧き出た感情は、恐怖だ。
硬く強い時任が、俺が愛を信じない、ただそれだけの泣く、その事実が途方もなく恐ろしい。

「愛してる」

咄嗟に零れた言葉は何の効力も持たず、時任が泣き止むことはなかった。

……お

某国通貨が久々に30も下がったぞ。
どうしたんだ。
地味に観察続けてました(笑)
今月、じわじわ下がってんな～と思ってたらなんか懐かしいパターンきたよコレ。
ってか円もじわじわ高くなってますよね～
株価回復してるからこの流れは別に不自然じゃないのかもだけど。
ホントに経済は回復してるのかな

蝉が鳴き始めた

もう夏だ。鬱だorz
蝉が鬱なのか夏が鬱なのか……でも蝉さえいなければ夏はきっと好き。




天使と悪魔読み終わりました～
どうみてもクライマックスなシーンなのに後200ページくらいあるから何故だと思ってたらああいうどんでん返しが。
あ……後味悪すぎる
でも、こういうどんでん返しは好きだなぁ。
次は東野さんの秘密を読もうかと。
ここ数年、母親が何故か読書家になり、それなりに読む本がある我が家。
因みに父上は、小説はあんま読まない。
親書系が好きみたい。




私も……アダプタで胃もたれに……なってみたいれす……
あの仕事量に、○ちじんは先生を殺す気なのかと……でも先生がお喜びなら……
今私には本気で時任が足りない……ううッ……どこぞに時任君は転がっていませんか……
転がってるワケないじゃない……分かってるよグスグス
ってか日記に書こうと思っていたことを土日挟んだらすっかり忘れていました。
何と言う。
あ、そうだ。
土日でアダプタも読み返してたんですが、時任ってかっこいいなと思った(…)
末期なので時任の睫毛から尻尾まで可愛く見えてるんですが、いや尻尾とか言ってる時点で末期なのは分かってるよ
だから時任を見て真っ先に浮かび上がる思いは可愛い可愛い可愛いなんですが、私のフィルターがいつか外れて、その時に読み返したら普通に時任がかっこよく見えるのかなぁと。
あ、でも関谷ですらも時任のこと可愛いって言ってたんだっけ
いやいや関谷さんも時任に身体張って庇われて「大丈夫かッ」とか言われた日には(どんなシチュエーション)ドキーンってときめいちゃうよ。
……関谷ですらも可愛いって言ってるのに、何故久保田は言わん。
あれかコマの外で言ってるってことか
コマの外で言われても分かんないっつーの

撃 沈

筆頭コスプレ……難しい……
挫折。
しかけて無理やりごまかしたりなんだり。
兜被っちゃったら誰だか分かりませんが、筆頭コスした時任君ですよ。
土日は、先週とは違う意味で土日を満喫しました。
バクマン読んでシュージンのサイコー愛に萌えたり萌えたりへたりあで萌えたり萌えたり。

寝苦しい夜

そして金曜日の疲労感……
体力ないのでこの一週間辛かった……ちゃんと寝たんだけどな……
もつかな９月まで……
電車通勤ダルいよー




時任可愛い。
可愛いは時任の接尾語だとこないだえりさんがおっしゃってました(急に私信・えりさんウラヤマシス。写メキボンヌ)
そういや、バックギャモンの詩を読み返してみました。
バックギャモン１の2ページは単行本一冊に匹敵するくらい色々詰まってると思います。
んで、あの詩って最初に全部赦すって来てたんだと改めて思いました。
全部赦すのか……全部赦すのか
時任ったらもう……ホント……
でもこの流れだと、神様って全部赦す存在ってこと
まぁ確かに、確かに神はそういう存在かもしれんが。
全部許して欲しいから時任のこと神様だと思ってるなんてよもや言わんよな久保田。
うぁー、確かに、確かに全部許してそう時任。許してる。
何と言う包容力。
後、君に出会う為に生まれてきたって言葉あるけど、久保たん地で行ってるよなそれ。
だって時任と出会ってから生まれてきたんだもんね
久保田……恐ろしい眼鏡
しかし、君と出会う為に、って、揚げ足取るような考え方だけど、出会う為に生まれてきた「君」が素晴らしくないと、自分の生まれてきた意味とか価値も損なわれるよね。
その点、時任はアレですね、素晴らしいですからね
久保たんは己の生の素晴らしさをもっともっと自覚すると良いよ。
まぁ、生まれてきて良かったなぁとか生に感謝する久保田もそれはそれで……すごく……微妙です……


最近、考察じゃなくてただ単に時任を賛美しているだけな気がします。
ああでももっと賛美したい