時任可愛い
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久保ちゃんが珍しく、放課後買い物に行こうなんて言い出した。
休日に出掛けるのはよくあるけど、放課後に誘われるのは珍しい。
大体校務があるし。
でも今日はバレンタインだぜ?
放課後なんて、チョコを渡そうと俺様を待つ可愛い女の子がわんさか居るに決まってんじゃん!
何でよりによって今日!
けど俺様程じゃないにしろ、久保ちゃんにもチョコを渡そうと思ってる女子が居るだろうし、それはかなりムカつくから、文句も言わず久保ちゃんの買い物に付き合うことにした。

でだ。
着いた先は駅前のデパート。
の地下一階。
の、チョコ特設売場。
なっっっっんでよりによって今日こんなとこ来てんだよ!
男二人で!
さっきから周りの奴らにめっちゃ見られてるじゃん!
俺だってそんな奴ら居たら見るっつーの!
「何考えてんだ久保ちゃん!キワモノチョコ探しなら一人でやれ一人でっ!俺は帰るからな!」
小声で捲し立てる。
変な汗をかいて焦る俺様とは対照的に、人混みの中、久保ちゃんはのんびりショーケースのチョコを物色している。
当日でもこんなにチョコ買う奴いんだな…
久保ちゃんは俺の文句に、
「んー?」
「そーねぇ」
なんて生返事を返すばっかで絶対話聞いてねぇ。
本気で帰ろうと思った俺の口に、何を思ったのか久保ちゃんは試食のチョコを一つ放り込んだ。
「美味しい?」
濃厚な甘さが舌に溶ける。
後味も悪くない。
「旨い…けど」
「じゃ、こっちは?」
もう一つ差し出され、思わず口に入れる。
噛んだ瞬間にふんわり蕩ける生チョコレート。
シャンパン風味。
じゃなくて…
「なんっで俺に食わせんだよ。自分用なら自分で味見すりゃいいじゃねぇか」
「だって」
久保ちゃんは含んだ笑みを浮かべた。
「お前に渡すチョコなんだから、時任が一番美味しいと思ったのが良いっしょ?」
周囲のヒソヒソ話がピタリと止んだ。
視線という視線が俺の方を向いている気がする。
顔に血液が一気に上がって、そして一気に下がった。
返事次第で俺は、この衆目下、目の前ののっぽな眼鏡の男と、男と、バレンタインにチョコを贈り贈られる仲だって認めることになるのか。
一体何でこんなことに!?
バレンタインってこんなハードなイベントだっけ?
っていうかコイツ去年のバレンタインにチョコやらなかったのぜってぇ根に持ってやがる。今確信した!
ホワイトデーにもなんも渡さなかったのは流石に悪いかとは思ってたけど、まさかこんな形で報復食らうとは。
自分の唾を飲む音がやたら大きく聞こえる。
何やら写メを撮る音も聞こえる。
誰だ撮ってる奴は!金撮るぞ!
久保ちゃんは楽しそうに俺の様子を見ている。
ここで、冗談言ってんな馬鹿俺は帰る!と一蹴してしまうことは容易い。
俺のプライドはさっさとそうしろ!って怒ってるし、俺の男気もやむを得ないと頷いてる。
久保ちゃんだって結局は許してくれるだろう。

でも俺の中でたった一つ、それを許さない奴が居た。

試食のチョコを乱暴に手に取ると、久保ちゃんの口に突っ込む。
「……?」
「俺のもんはお前のもんだろ。……久保ちゃんの好きなチョコでいーよ!」
珍しく見開かれた細目を尻目に今度こそ背を向けて一人その場を後にする。
静かだった周囲は、悲鳴のような甲高い声が上がって一気に騒々しくなる。
背中に突き刺さる視線が痛い。
あーもう。
写真でもなんでも撮りやがれ。
今日日どんな恋人だってバレンタインのチョコ売り場でこんなバカップルなやり取りしねーだろ。
俺様はもう知らねぇ。後は一人で恥ずかしい思いしやがれ!
一人置いてけぼりの久保ちゃんが今どんな表情をしているのか少し気になったが、こんな赤い顔を晒せる筈もない。
あーもうマジはずい。
バレンタインなんて最悪だ!

この先何回何十回バレンタインを迎えたって、俺が久保ちゃんにチョコを渡すことはないだろう。
そんな必要なんてない。
久保ちゃんにはチョコより甘い俺様のこのコイゴコロで充分…の筈だ。

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なんで三連休、すぐ終わってしまうのん……?
でもとっても楽しい三連休を過ごしたよ!!

土曜日は同期と渋谷の白隠展行ってきた。
白隠って、禅画の大家……なのかな?
でも、画風が凄く漫画ちっくで、凄い独特。
我流だかららしいけど、なんか見たものじゃなくて見えてるものを描いてる感じ。
なんかすごいエネルギー感じた!
後は、バトラーズカフェにふらっと入ってなんかすごかった(笑)
お姫様ティアラ着けられて死ぬかと思った。
でも、なんなイケメン外人バトラー達に誕生日祝ってもらえたらいいな……でもおひめさまだっこまじむり。
いやでもなかなか良かったですよ(笑)
イケメン外人バトラーに興味のある御嬢さんは是非行きましょう!
後、カラオケして〆だったかな?

日曜日は蒼梓ちゃんが来てくれたよ!!
gnk君祭りしたよ!!
3本DVD見たよ!!
gnk君やmri氏を抜きにしても非常に面白い3本だったんですが、もうもうもうもうもうもうgんk君が可愛くてかっこよくて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて。
あんなに可愛いのに男前で演技の幅広くってgnk君最高ですね!!!!
正直まだgnk君には時任フィルターかかってるのでなんかもう無条件に何見ても可愛く見えるけどマジ男前可愛い。
あーアダプタ舞台版DVD発売されてたら延々延々舞台の文句言いながら延々延々gnk君時任を可愛い言いながら眺め倒してたんだろうなぁ。
っていうか蒼梓ちゃんが見せてくれた黒髪ロングgnk君の写真があまりにもクオリティ高すぎて毛根死滅した何あの美少女。
余力があったら時任で描きたいと思ったくらい儚い美少女なgnk君……国は一刻も早く黒髪ロング元気君を国宝として保護すべき。
あと写真集だしてください・・・・・・・・!!!!!!
とにかく写真持ってきてくれた蒼梓ちゃんマジ女神。
後はアダプタの色々について語ったよ……!
アダプタ最終回一人じゃ耐えられないから絶対一緒に読もうねって言い合いました。
いつの話してるんだよ。
ぶっちゃけオンラインも一人じゃ耐えられないよ……!!また絶対発狂するよ私……!!!
本誌再開とかもうどうなちゃうの私。久保時じゃなくて私がどうなるのか心配。
落ち着けという。
次はGothelimitからのGoon耐久LIVEDVD鑑賞会を3月に開催予定。

そして本日日曜日はりーやんとカヲシンオンリー行ってきたよ!!!
ほんっっっっっとうに楽しみにしてた!!
冬コミではカヲシン我慢してたしね!!
そもそも熱出していけるような状態でもなかったんですが、絶対行ってもロクに買えないだろうなって思ってたし。
Q公開直後で供給側も供給数把握できてないだろうし支部見る限りでは需要凄そうだし、蘇るおおふりのトラウマ(アニメで一番盛り上がってた時期の、大手に一時間かそれ以上並んだ挙句に大手売り切れて買えず他のサークルも全部売り切れで一冊も買えなかった悪夢の夏コミ)だったし……
で、かなり覚悟してたんですが、結果としては9割方欲しいの買えました!!
特に狙ってた大手のご本が全部買えて俺感涙ですよ……!!
それもこれもりーやんのおかげだよ!!本当に有難う!!!!!!!
手分けして買う戦略がかなり功を奏しました。
大手並んでる時に後ちょっとのトコで、もう在庫は机に出てる分だけです!!ってアナウンスされた時は相当焦ったけどね!!でも買えた!!!
入りの時間も絶妙だったし、りーやんナイスだよ!!
今回は早く来て並べる会場でホントよかったー
美味しいマカロンも食べさせてもらっちゃったし!
マカロンうまぁぁぁああ!!!
で、二人でカラオケボックスに引きこもり久保時ソングを歌いもくもくとカヲシン本を読みカヲシンに萌えカヲシンを語りアニソンを歌い久保時っぽい曲を歌い久保時っぽい曲がカヲシンっぽく聞こえることに気づいて戦慄し、残酷な~と第九を歌いました(笑)
第九、日本語訳だったんだけど、マジカヲル君ソングで戦いた。
(私信:言ってたQサントラのカヲシンソングはkindred spiritsとfamously...だよー25で検索したら出てくるはず日本語訳版)
しかし私とりーやんの会話って基本、「あるあるー!」「だよねー!」「わかるー!」って感じなんですが、こと久保田と時任の話になると、「久保田様に撃たれたい!」「あ……うん」「時任帰れって言うと思う」「なんでぇええええ可愛い可愛いするじゃん!」ってなるので本当に面白いなぁと思います(笑)
ホントどっちを偏愛してるかって違いだけだよね(笑)
しかしホント好きなキャラが違うだけで変わるもんだね視点……りーやんの、アキラさん×久保田発言とか久保田×カヲル発言には度肝という度肝を抜かれたし、確かに君と銃をシーツに包んでるのが時任が包まれてるのが久保田の可能性もあるわな!
まぁ時任に包まれてる久保たんマジ眼鏡粉砕だけども。
りーやんホントにありがとー!!!
次は3月遊ぼうね!!

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時は現代。

都内某所に、両隣を高層ビル挟まれた小さな事務所が慎ましく建っておりました。

然程古くもなく、かといって新しくもない四階建ての平凡なビルです。

一階は喫茶店、二階、三階はテナント募集中で、四階はどこかの事務所のようでしたが一見して何の事務所だかは分かりません。

絶えず子供の気配がする為、隣のビル等の近所には託児所か何かと勘違いしている人間も居るほど、そこは自己主張に欠けた

場所でしたが、そこは東京、いや日本一の名探偵が構える久保田探偵事務所なのでした。

探偵は今日も大きなソファーに座って、事件に全く関係なさそうなスポーツ新聞を読んでいます。

長い前髪から覗く横顔は大層端正でしたが、のほほんとした空気を纏い淫猥な広告が見え隠れする新聞を読んでいる姿は

隠居前のお爺さんのようです。

久保田探偵は例え灰色の脳細胞を擽るような怪奇事件の記事を見つけても、「へぇー」の一言で終わらせてしまいます。

早い話、やる気がないのです。

この探偵、実力にやる気が反比例しているようで、

探偵が事務所を大っぴらに宣伝しないのは、そういう訳がありました。

久保田探偵は、ただ静かに新聞を読んでいます。

活字の羅列を目が追って、節のある長い指がページをかさりと捲り、そして時々膝の上で眠るにゃんこを優しく撫でます。

いえ、にゃんこのように丸まっており、雰囲気も大分猫っぽいそれは可愛らしい少年です。

すぴすぴと寝息を立てている少年の名前は時任といいました。

一応久保田探偵の助手です。

一応、が付くのは、彼が事件の引き鉄になったり、騒ぎを起こしたり、攫われたりとトラブルメーカーになることが多いからです。

本人はとても一生懸命なのですけれど……

そんな彼でしたが、しかし時任少年はこの事務所にとってなくてはならない要の存在なのでした。

彼がいないと探偵事務所は成り立たないのです。

それがどういうことかはお話が進むにつれ皆さんにも分かってくるでしょう。

「ちょっとッ!久保田君!!」

滞留していた部屋の空気が、女の子の甲高い声と騒々しくドアが開けられる音で打ち破られました。

小学校六年生ぐらいの年齢に見える女の子が、肩で息をしながら久保田探偵の方を睨みつけています。

彼女は久保田探偵事務所の助手……諸々の事情で久保田に養われている少年探偵団の一員で桂木ちゃんと呼ばれ、

とてもしっかりした彼女は小学生でありながら、怠惰な探偵が生み出す赤字と日々戦い事務所を切り盛りしているのでした。

少年探偵団は他に何人かの団員がおり、団長は時任少年です。

「どーゆーッ……」

「し、時任が寝てる」

久保田探偵はソファー越しに振りかえって、人差し指を唇に押し当てました。

彼は何よりも愛猫を優先させるのです。

桂木ちゃんは眉間に皺を寄せ、それでも声のトーンは落として話の続きを捲くし立てます。

「どーゆーことよ」

「何が?」

「二十面相からの予告状!無視した上に警察からの依頼も断わったんですって!?」

興奮と憤りが蘇り、押さえた声が大きくなってしまいました。

「うー……」

久保田探偵の膝に頭を乗せている時任少年がぐずるような声を上げます。

それを宥める様に頭を撫でて、久保田探偵が首を傾げました。

「何かまずかった?」

「まずいに決まってんじゃない!!」

桂木ちゃんは叫んで、ドアをがんッと殴りました。

その音で、ついに時任少年は目を覚ましてしまいました。

頭を起こして、寝惚け眼できょろきょろしています。

「折角の仕事、なんで受けないのよ!」

「面倒だから?」

「事務所の財政がどんだけ逼迫してるか分かってるワケ!?」

一回一回の仕事のギャラは決して少なくはないのですが、何しろこなす数が少ない上に、予算に組み込まれている『時任費』

の存在が財政を苦しいものにしているのでした。

「ほら、二十面相の予告状だって、『前略、元気かね?久保田君。そろそろ君の顔が見たくなったので、手頃な国宝でも

盗むことにしたよ。逢瀬の場所は国立宝飾美術館。日は10月29日、時間は午後十時ジャストだ。手土産に『泣かない未明』と

君の大事な愛猫を頂くこととしよう。楽しみに待っていてくれたまえ。怪盗二十面相』ってまるっきり久保田君への招待状

じゃない」

二十面相というのは、変装の天才で二十の顔を持つと言われている今世紀最大の怪盗ですが、その内実は

久保田探偵を偏愛するただのストーカーです。

久保田探偵にかまって欲しくて国宝盗んだりする困ったナイスミドルなのでした。

「招待されてほいほい招かれたらただのアホっしょ」

「大事な愛猫も狙われてるよーですけど?」

「俺が関わらなかったら時任だって狙われようがないっしょ」

「……え、俺狙われてんの?」

寝起きの掠れた声を出して、時任少年が久保田探偵を見上げました。

目がまだトロンとしています。

「俺が守るからだいじょーぶ」

そう言って、久保田探偵が小さな額にちゅっとキスをしました。

時任少年の林檎のようなほっぺが更に真っ赤になります。

桂木ちゃんはその胸焼けしそうな光景を、げっそりした顔で見つめています。

「……どうあっても仕事受ける気はないワケ?国宝が狙われてんのよ!」

「盗難されそうな国宝を守るのなんて、探偵の仕事じゃないっしょ。そこに解くべき謎があるならまだしも。密室とか。

大体、密室の謎なんて解かなくても物的証拠出れば一発お縄で意味ないんだけどねぇ。警察がしっかり警備してれば

いくら怪盗といえども簡単に盗めないっしょ。それで盗まれるんなら警察の怠慢なんじゃない?」

さらさらと久保田探偵が探偵とも思えないような、しかし至極当然な事を口走り、桂木ちゃんが反論できず言葉につまって

いると、

「……悪かったな。怠慢な警察でよ」

「あらら……」

桂木ちゃんの後ろから憮然とした顔の葛西さんが事務所の中へ入ってきました。

葛西さんは久保田探偵の伯父さんであり、刑事でもあります。

「おっちゃんだ!」

「よ、久し振りだな。時坊」

苦い表情を浮かべながらも葛西さんは時任に笑いかけ、ソファーに腰を下ろし久保田探偵と向き合いました。

「葛西さんは怠慢っていうより不良でしょ」

「まーな」

頭をがしがし掻いて、どう切り出そうか迷ってるらしい葛西さん。

「桂木ちゃんに予告状のこと教えたの、葛西さん?」

「ああ。さっき下で会ってな」

そう言って、桂木ちゃんが淹れてくれたコーヒーを啜ります。

久保田探偵はふぅんと返しただけでしたが、付き合いの長い葛西さんには、余計なことをと思っている探偵の内心が手に取るように

分かって冷や汗ものです。

「どうあっても受ける気ねぇのか?警察の依頼」

「受ける意味ないし?真田さんは俺が出てきたら張り切るだけっしょ」

真田さんとは二十面相のことです。探偵はそれなりにちゃんと調べているのでした。

「そーなんだけどよ……だが、お前が出てこなくったってブツはちゃんと盗んでいきやがるんだ。悔しいがな、警察の機動力じゃ

あの腹黒野郎に太刀打ちできねぇんだ」

腹黒野郎とは二十面相のことです。無茶苦茶言ってます。

「民間人のお前に頼るのは筋違いだってことは分かっている。だが頼む誠人。力を貸してくれ」

葛西さんは久保田探偵に向かって頭を下げました。

しかし探偵は、葛西さんがここまでしているのに返事を渋る様にボーっとしたままです。

その様子に桂木ちゃんが二度目の噴火を起こしました。

「国宝も危機!財政も危機!あんたが仕事すれば一石二鳥即解決なのになんでそんなにやる気ないのよ!!」

「だって……ねぇ」

その時、黙って座っていた時任が動きました。

「久保ちゃん。おっちゃんが困ってんだろ。受けてやれよ!」

久保田探偵の膝に向かい合わせに乗っかって、その頬を両手で挟むと顔をじっと覗きこみます。

傍から見ると中々扇情的な格好をして、

「最近、久保ちゃんが仕事しねーから俺様つまんねぇ!!いーじゃん。久々に暴れてやろーぜ?二十面相の変態なんて

俺らの敵じゃねーだろ」

変態とか言われてます。

「んー」

時任少年のお願い攻撃に、かなり心が揺らいだらしい探偵。

そうです。国宝が盗まれよーが事務所が赤字だろーが何処吹く風の探偵でしたが、愛する時任少年にお願いされるなら

話は別でした。

事務所と国宝の運命が時任少年にかかっている為、葛西さんと桂木ちゃんははらはらしながら二人の動向を見守っています。

後一押し!と思った時任少年は、

「……探偵やってる久保ちゃんって……か、カッコイイしさ……やって?」

ほっぺを赤くして、照れまくりながらも頑張って、久保田探偵がかなりやる気を出すようなことを言いました。

「んー……しょうがないなぁ」

そうは言いつつも、探偵の垂れ目は更に垂れています。

しかし抜け目ないのがこの探偵。

「受けるけど、その代わりチューしてよ」

「はぁッ!?」

ぼんッと音のでる勢いで時任少年の顔が真っ赤になりました。

「な、なんで俺がッ!」

「俺を動かしたのは時任でしょ?」

「……うッ……」

時任少年は助けを求めるように周りを見渡しました。

しかし、葛西探偵は両手を合わせて拝んでいるし、桂木ちゃんはハリセンを構えています。

「とーきーとー」

「……」

仕方なく腹を括った時任少年は、真っ赤な顔を久保田探偵に近づけました。

底意地悪く目を開けたまま、その羞恥に染まる表情を堪能している探偵。

ギャラリーの二人は何故か固唾を飲みながらその様子を食い入る様に見ています。

時任少年が涙目をギュッと瞑って。チュッと触れるだけのキスを落として。

「……ありがと」

探偵は笑い、精神的疲労からくったりした時任少年を膝の上に抱きかかえました。

「じゃ、そーゆーワケで引き受けるよ。その依頼。予告の日にちまでまだ時間があるし、こっちも準備とかあるから

今日のトコは帰ってもらっていい?また後で連絡するから」

「あ、ああ。悪いな。頼むぞ」

多少呆気に取られながらも葛西さんはそそくさと帰り、探偵は呆れ顔の桂木ちゃんに笑いかけました。

「もう直ぐ室田達も帰ってくるし、作戦会議でもしましょーかねぇ」

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今、愛媛からの帰り道だよ!!
法事は滞りなく終わりました。
いやー明日から仕事か…
まぁたった三日頑張れば良いだけですけどね。
あーお昼食べた後だから眠い…
基本的に食っちゃ寝の日々でした眠い。
明日から仕事復帰できるのか…朝から雪らしいじゃん…電車止まれぇぇええ


手塚作品ですが、陽だまりの樹とアドルフに告ぐとMWとヴァンパイア読み終わった。
陽だまりの樹は読みごたえあった…江戸末期の医療の話かと思ったら、幕末そのものの話だった。
っていうかまた手塚先生が医者の役やってるよとか思ってたら、手塚先生のガチの先祖(三代前)で度肝抜かれた。
自分の先祖が福沢諭吉と交流あったとか漫画にかけるとかって凄いなぁ!!
かなり由緒正しい医者の家系なんだなぁ。
手塚先生って作品の力で漫画の地位を押し上げたと思うけど、漫画の神様が医学博士だったのは漫画の未来にとっては大きなことだったんでしょうね。
しかし、陽だまりの樹とアドルフに告ぐとMWは大人向けですね。
アドルフに告ぐは中学ぶりに読んだ。大雑把にいえばナチスとユダヤの話。
昔読んだ時は、ナチスに虐殺されたユダヤが、イスラエルで虐殺された以上の人数を殺した、みたいな一文に衝撃を受けた。
正義も悪も神もへったくれもないですね!!
WMはやっぱり萌えたよ…漫画の神様が描いたほも…賀来神父マジゴルゴだけど、結城が賀来好きすぎて萌える…また映画見ようかな…
でも映画は賀来神父可愛いけど賀来→結城だよね。
ヴァンパイアは子供向けだったなーっていうか二部が中途半端に終わりすぎな件。
手塚作品って量半端ないけど中途半端に終わってるのも結構ありますよね!!
しかしロックがメインに活躍するのってこのヴァンパイアなのかな。
ブラックジャックでロックとブラックジャックの話、結構好きなんだけど。
次はミクロイドS。


夜中珍しく深夜番組見てて、なんだっけなーpride10だっけなーボックス10だっけなーそんな感じの番組が面白かった。
4人のゲストがボックスに入って、ゲスト達のペットの可愛さとかの順位が、ゲスト達の話し合った順位と、観覧者200人ぐらいの投票の順位と一致するかっていう内容。
10分で一致したら100万円。
100万円を得るためにプライド抑えて客観的かつ合理的な判断下せるのか、お金よりも自分の順位のが重要!!ってなるかがポイント。
自分のペットの順位とか自分の美人嫁の順位はまだほほえましかったけど、ミスコンやアイドルの自分の可愛さ順位は本当に酷かった(笑)
それを見て妄想してしまったのですよ…
久保たん、佐助、カヲル君、秋瀬君による俺の嫁の可愛さ順位対決…
もう久保たんは頑なに一位の席から動こうとしないね…なに言われても微動だにしないね…
そしてそんな久保たんを最終的には使徒パワーで一位の席からどかそうとするカヲル君。
話し合えよ。
話し合って納得出来るようなアレじゃないよね!!
佐助はねー、幸村のことは基本的に男前だと思ってると思うんですよ。
俺だけに分かる旦那の可愛さ…と胸の内で思いつつ、誰よりも切実に100万円が欲しいため4位に甘んじ、かつ武力対決寸前の久保たんとカヲル君の意見を何とか纏めようと苦労すると思う。苦労人…
秋瀬君は雪輝君が一番可愛いと思うけどね、と言いながらも久保たんとカヲル君の醜い争いには加わらず、一歩離れて見てると思う。大人な秋瀬君。
久保たんとカヲル君は9分40までずっと争うけど久保たんが絶対譲らないから「負けたよ…リリンの執念に…けれどシンジ君のry」ってカヲル君がなって久保たん、カヲル君、秋瀬君、佐助かなー。
でもオーディエンスの順位とは違ってキレた佐助も加わってガチバトル勃発だと思う(笑)
オーディエンスの順位は、私の主観を可能な限り除いたら、雪輝、シンジ、時任、幸村かなー。
作中での扱いとか設定に準じてだけど、作中で一番可愛い可愛い言われてるの雪輝だからなー(笑)
シンジと時任の順位は逆でもいいかなーって思うんだけど、シンジ君は中学生だからねー
シンジ君の女顔と女装が似合うの公式だからね。マジ病気(公式が)
時任は、可愛くないところが可愛い、人によってはドツボにハマるタイプの可愛さだと思ってるんですけど、美少年って設定だし結構可愛い可愛い言われて可愛がられてるので普通に天使だと思います。
幸村、キャラデザとアニメとCGじゃ大分違うので何とも難しいですね。ただ見た目は男前要素が強いし、幸村が可愛いのは中身だと思う。
因みに美人度だったら時任、シンジ、幸村、雪輝で男前度だったら幸村、時任、シンジ、雪輝だと思う。
私の主観では全部時任が一番です。
逆に時任、幸村、シンジ、雪輝でやったらどうなるんでしょうね。
彼らは時任以外、自分の美人度に拘りなんてなさそうですしね。
誰の旦那が一番か勝負なら結構白熱しそう。
俺の次に久保ちゃんがイイ男だと思ってる時任は絶対譲らないし、佐助こそが日の本一の忍びだと思ってる幸村も譲らないから、そこで争いが勃発すると思う。
雪輝はそんな二人が怖くて自分の意見言えないし、シンジは世界一だと思ってるカヲル君が自分のせいで…って鬱に突入すると思う(笑)
恐らく時任も譲らないので(笑)時任、幸村、雪輝、シンジじゃないですかね。
でもオーディエンスの順位が全然わからん(笑)
それぞれハイスペックだと思うんですけどねー
佐助以外かなりのイケメン設定だけど。
佐助、私はめっちゃイケメンだと思ってるけど、そういえば公式でイケメン設定だっけ…?
皆ハイスペックすぎて順位付けできんわ…



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あっという間に土曜日…やる気が迷子中のままで見つかりません。
来週水曜日から仕事とか復帰できる気がせんわ…
今、愛媛に向かう最中で。
もう京都だよ!!ちょう道路空いてる!!
相変わらず父上が正気の沙汰とは思えない運転をして生きた心地がしませんが。
明日以外は暇な筈なんで日記書きに来たいけど仕事のやる気とプライベートのやる気って結構連動するんだよね…全然やる気ないわ今。
仕事がまったりしてるからだろうな…残業時間60超えないと生きてる実感わかない…酷い社畜根性…まぁ実際超えたら忙しいってぼやき始めるし、心配しなくても数ヵ月後に死亡フラグ乱立しそうだけど。
インフルも風邪も職場で珍しいくらいに流行ってるけど私はピンピンしてます今のところ。



っていうか旧劇でサードインパクト時に人類がLCL化するとき、愛する人が目の前に現れた後にLCL化してたじゃないですか。
ということは、シンジの前にカヲル君が現れたっていうことは…そういうとこでいいんですかね!!
やっぱり両想いってことでいいんですかね!
エヴァ挿入歌か何かのkindred spiritsとfamously...の英訳を某所で観たんだけど、めっちゃ泣けた。
カヲル君の希望とシンジ君の絶望。
何かQではカヲル君は死なずにずっとシンジ君と一緒に居たかったんだなって思うと泣けてしょうがない…
そしてカヲル君が死ぬくらいなら自分が死にたかったシンジ君…(´;ω;`)ぶわっ
しかしカヲル君とシンジ君の生存ルートはそれこそいずれかの使徒しか生き残れない運命を超えるということで、もしカヲル君のシナリオ通りカシウスとロンギヌス2つの槍が揃ってたらどうなってたでしょうね。
アダムスとリリンのエヴァを媒介とした一体化…カヲル君とシンジ君のけっこんしき…


オンラインも更新されたことだし、さくみのの可能性について改めて考えてたんですが、咲弥君と久保たん同い年的なパロ萌えるんじゃね?と思って戦慄した。自分の妄想に。
咲弥君と久保たんが18で荒磯高校に通ってて、稔君は9才。
咲弥君と稔君は相思相愛なブラコン。
久保たんは9才の稔君に割と本気で恋しちゃった変態。
久保たんは執行部で咲弥君は生徒会の書記。
二人はお互い顔見知り程度で、結構真面目で潔癖な咲弥君は久保たんのことややいけすかないなぁと思ってた位だけど、久保たんが稔君に懸想しちゃったもんだから、二人の仲は拗れに拗れると。
最終的には咲弥君が二人の仲を認めて、稔君が成人するまで久保たんが稔君に手を出さないと血判押して(笑)大団円。
稔君成人した時、久保たん29か…待てないだろうな…
あーこんな話書きたい…でも咲弥君が100%捏造というね。
せめて口調が分かればなぁ!!
80%捏造くらいならありじゃないかって思うんだけどな(笑)
咲弥君、顔は時任だけど中身久保ちゃん寄りだったら萌える…はげもえる…ここ数年間ずっと言ってるけど…
頭良くて要領も良くて、なのに大事なネジが一本抜けてる咲弥君誰かください。
でも咲弥君にはマトモなお兄ちゃんでいて欲しい気もする、時任のために。
この複雑な萌え心よ…


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